どうもこんにちは。格闘技が好きすぎて、アラフィフなのに数年前からフルコンタクト空手を習い始めた中年空手家です。
一時期格闘技が、あんまり盛り上がってない状態でしたが最近は、【RIZIN】などがテレビ放映されることもあり、格闘技が注目されてますよね。
私はK-1が大好きで、大阪府立体育館で佐竹選手とアンディ・フグ選手の戦いを観て興奮していた1人です。
格闘技の中でも、空手やボクシング、柔道などいろいろあります。今回は、年末恒例の紅白歌合戦ではなくて、ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズでレギュラー出演されているお馴染みの『タナカ~!タイキック!』のムエタイと日本で昔からあるキックボクシングについての違いについてお話していきますね~
最初に、ムエタイとキックボクシングはパッと見では、どちらも同じような感じに見えませんか。私も最初は同じものだと思っていました。でも違うんですよね。違う部分についてお話していきますので最後までお付き合いください。
目次
ムエタイとキックボクシングの違う部分
違うところは、以下の5つの視点から探っていきたいと思いますのでよろしくお願いします~
- 発祥地と歴史の違い
- ムエタイとキックボクシングの特徴の違い
- ルール(採点基準)の違い
- 構えの違い
- 試合の違い
それでは、説明していきますね~
発祥地と歴史の違い
まず大きな違いとして、発祥地と歴史が異なります。
- ムエタイ ⇒ タイ王国(Thai land)で数百年前からあります
- キックボクシング ⇒ 日本発祥で1966年からあります
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう~。
ムエタイの発祥地は、タイ王国(Thai land)です。
何百年前からあるそうで、13世紀に興ったタイ族による初めての王朝スコータイにおいても、軍隊の実戦格闘技としてすでに取り入れられていたという伝統あるスポーツです。パンチやキックや肘打ちやフェイントなどを駆使して相手を倒す格闘技です。タイでは国技に指定されております。
実際に友達がタイのジムで習っていたのを見学したことがありますが、暑い中で暑苦しいことよくやるなぁ。という感想しかないです。
キックボクシングの発祥地は、日本です。
1966年に野口修氏がムエタイやボクシングや空手などから取り入れて生み出したのがキックボクシングです。パンチやキック膝蹴りなどを繰り出して相手を倒す格闘技です。
最初は、興行的に大成功でしたが後に下火になりました。ですが、K-1が1990年ごろにテレビ放映などすると瞬く間に大人気となりました。
昔のキックボクシングの試合はほとんど見たことがありません。k-1の試合は、会場でもテレビでも何度も見ました。アンディ・フグのカカト落としに魅了されて、家で練習したり、オランダ出身のピーター・アーツは、強すぎるなあと友達と評論したりしていました。
次にそれぞれの特徴についてお話していきますね。
ムエタイとキックボクシングの特徴の違い
- ムエタイ ⇒ 首相撲・肘打ちOK
- キックボクシング ⇒ 首相撲・肘打ち反則、技が多彩
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう~。
ムエタイの特徴
首相撲がOKです。首相撲というのは、相手の首に手を回して組むことを言います。首相撲をすることによって、首を固定されているような状態になりますので、そこからの膝蹴りが有効です。また、肘打ち攻撃などが効きます。
肘打ちがOKです。肘打ちというのは、肘でも攻撃のことを言います。肘というのは、骨の中でも硬いから攻撃に適していて、拳みたいに鍛えなくても痛い技ですね。これで、頭部を狙うのがOkなんですから、どんだけ怖いんですか?という話です。
実際、硬い頭骨と肘の骨に顔の皮膚が挟まれて裂けるように切れることが多々あります。(恐ろしやムエタイ・・・)
私の場合、空手をやっているので、首相撲と肘打ちOkというのは、すごい攻撃しやすいし、防御しにくい攻撃ですね。空手で膝蹴りをするときは、当然相手に対しして至近距離から打つのですが、ディフェンスされることもあります。
ですが、首相撲からでしたら、相手を固定している状態ですので、サンドバック状態ですよね。膝蹴り入りまくりですよ。
肘打ちですが、空手でもあるのですが顔面への攻撃は反則なので、至近距離から相手への胸への肘打ちになります。胸にやられても、肘が硬いので大きなダメージとなります。
この肘が顔面へ飛んでくると思うと、私ならビビッてしまいます。(多分読まれる方もそうだと思います。)
キックボクシングの特徴
先程、説明させて頂いた通り、首相撲や肘打ちとても危険なルールです。キックボクシングでは反則ですので使用NGです。すぐ流血しますからね。(ただし、一部では認めている所もあります)
技の多彩さは、ムエタイより多いです。特に足技では、空手やムエタイなどから取り入れているので、ローキック、ミドルキック、ハイキックはもちろんありますし、カカト落とし、後ろ蹴り、後ろ回し蹴りなどあります。
ムエタイでは、ほとんど見ない足技です。
次にルールについてお話ししますね~
ルール(採点基準)の違い
- ムエタイ ⇒ 技の美しさが採点基準です
- キックボクシング ⇒ 技がどれだけ相手にダメージがあるかが採点基準です
ムエタイの特徴
ムエタイの採点ルール:技の美しさやキレイに当てることが採点基準です。
試合内容の評価が高い技:膝蹴りやキックが高く、飛び膝蹴りとかは更に高いです。
私は、実際にバンコクのルンピニスタジアムでムエタイの観戦をしたことがありますが、印象はミドルキックが多いです。逆にパンチはあんまりありませんでした。
パンチのジャブの代わりに、前足でのローキックを出していたイメージです。ですが軸足でのローキックはあんまり使ってないように見えましたね。
あと、スタジアムではお酒OKです。賭けているので、殺伐としており、緊迫した雰囲気が会場を包み込んでおり、キックが炸裂するたびに、『オーイ!オーイ!』と掛け声のような応援のような声が飛んできて異様な空気感があります。
キックボクシングの場合
キックボクシングの採点ルール:どのくらい相手にダメージがあるかというのが採点基準です。
試合内容の評価が高い技:顔面へのパンチが多いし、ローキックも多いですね。
テレビ観戦すると、首相撲からの膝蹴りはありませんが、ジャンピングの膝蹴りなど大技が多いですよね。ボクシングみたいに顔面へのジャブ・ストレート・フック・アッパーなどパンチの技術も素晴らしいです。
キックボクシングの選手は、ムエタイ系の選手、空手系の選手、テコンドー系の選手などいろんな選手がいますから、試合をでもいろんなパターンがあって面白いです。最近、那須天心選手が活躍していますが彼は極真空手を幼少からやっていたので、足技が多彩ですね。KOシーンも多いです。
キックボクシングは、ムエタイよりも、KOシーンが多い。技が多彩。いろんなスタイルの選手がいます。
次に攻撃時に入るまでの構えに注目してみましょう!
構えの違い
- ムエタイ ⇒ 重心が7:3で後ろ重心で前足でリズムを取る
- キックボクシング ⇒ 選手の個性で違います
ムエタイの特徴
構えですが、ムエタイは、重心が7:3で後ろ重心です。(後ろ足に重心があります)そして、前足をトントンつきながらリズムを取るのがオーソドックスな構えです。
メリットは、相手の蹴りを自分の前足を上げてカットがしやすいです。また、相手の蹴りの衝撃が和らげる効果があります。
デメリットは、後ろ重心だと、前足での攻撃はしやすいですが、パンチなどの攻撃や後ろ足での攻撃がしにくいですね。
キックボクシングの特徴
キックボクシングは、いろんなタイプの方がおられるので、パターンは言えませんが、空手出身の選手であれば、すり足で重心は50:50ですね。ムエタイに比べて、選手の個性によって分かれるので、一概には言えないです。ですから面白んでしょうね!
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次に試合について説明しますね~
試合の違い
- ムエタイ ⇒ 試合前に踊りがあり、KOは少ないです
- キックボクシング ⇒ KOシーンが多いです
ムエタイの特徴
一番特徴的なのは、試合前に踊りがあります。ワイクルーと言います。正式にはワイクルー・ラムムアイといいます。
ワイクルー・ラムムアイ ไหว้ครูรำมวย)は、試合前に行われる儀式である。ワイクルーは師(と同時に両親)に礼を示すことであり、特徴的な舞踊様の動きをラムムアイという。選手は「モンコン」という鉢巻をつけ、笛や太鼓などによる音楽に合わせて舞を演じる。ラム(รำ)とは舞、あるいは踊りを意味するタイ語である。ラムムアイは自己の競争心を高め、戦い(ムアイ)の神に無事と勝利を祈るということが建前となっている。
試合では、先程も少しお話させて頂きましたが、試合の雰囲気は殺伐としています。そして、試合内容ですが、5ラウンドあるうち、最初の1.2ラウンドはお互い様子見が多いです。
そして、ミドルキックをたくさん蹴りながら、KO試合はほとんどなく、判定で決まる試合が多いです。
キックボクシングの特徴
ルールが相手にいかにダメージを負わすかが勝負ですので、選手によって変わりますが、1ラウンド目からどつきあいです。KOシーンが多いので観ていて興奮しますし、ワクワク・ドキドキの連続!
ムエタイとキックボクシングの明確な違いについての動画がありますので、興味のある方はどうぞ!
まとめ
いかがだったでしょうか?ムエタイとキックボクシングの違いを以下の5つの視点から説明させていただきました。
- 発祥地と歴史の違い
- ムエタイとキックボクシングの特徴の違い
- ルール(採点基準)の違い
- 構えの違い
- 試合に違い
ムエタイ⇒タイ王国(Thai land)で数百年前からあります
キックボクシング⇒日本発祥で1966年からあります
ムエタイ⇒首相撲・肘打ちOK
キックボクシング⇒首相撲・肘打ち反則、技が多彩
ムエタイ⇒技の美しさが採点基準です
キックボクシング⇒技がどれだけ相手にダメージがあるかが採点基準です
ムエタイ⇒重心が7:3で後ろ重心で前足でリズムを取る
キックボクシング⇒選手の個性で違います
ムエタイ⇒試合前に踊りがあり、KOは少ないです
キックボクシング⇒KOシーンが多いです
格闘技は観ていて楽しいですね。もし今後ムエタイの試合やキックボクシングの試合を見られるのであれば、5つの視点で観てみると選手の動き方がより一層、魅力的に見えるハズです。(キッパリ)