どうも、空手バカです。全日本大会の応援のために1泊で東京に行って、家族の同意は何とか得たものの、会社の同僚に話し、たら、ちょっと引かれてしまいまいました。
空手を稽古するモチベーションのひとつに強くなりたい欲求があると思います。
ですから、強い選手へのあこがれも当然ありますよね。強い選手にはリスペクトしてしまいます。
今回は、歴代極真空手界で最強と言われる方をご紹介したいと思います。
私の個人的な意見ですから主観が入りますので、好きな選手も含まれるかもしれません。意見が違うかもしれませんがご了承していただければ幸いです。
それでは、はじめますね。
最初に、強い選手とは、以下の条件を満たしている方が強い条件のハズと判断しております。
強い選手の条件
- 世界大会・全日本大会で上位入賞している選手
- 100人組手を完遂している選手
詳細をお話していきますね。
世界大会・全日本大会で上位入賞している選手
最初の世界大会・全日本大会で上位入賞しているという条件ですが、やはり強い選手が大会で上位入賞するという条件は、当たり前というか当然のことですよね。
強い選手が心技体すべてを兼ね備えているので、結果を残すということですよね。
100人組手を完遂している選手
100人組手は、当然のことながら、普通の空手家では不可能です。極真空手では初段を認証してもらうために、10人組手をおこないます。
通常は、一人に対して、1分ですから、1分×10人=10分です。この10分が大変なのです。自分の体力がどんどんすり減っていく中で、入れ替わり立ち替わりどんどん新しい相手と組手をしなければなりません。
10人組手でもすごく大変な組手です。おそらく人生で一番ハードな瞬間ですね。
この10人組手の10倍ですからね100人ですよ。
100人組手は、誰でもではなく、館長のお許しが出た選手のみが受けれる組手です。ですから当然ながら、試合に強いのは当然ですが、心も強くないと受けられないんです。
ですので、その100人組手で完遂した選手はまさに鉄人というか極真空手界のレジェンドです。
それでは、その2つの条件をクリアした選手を見ていきましょう!
条件を満たした選手はだれ
- 松井章圭選手
- 八巻建志選手
- フランシスコ・フィリォ選手
- タリエル・ニコラシビリ選手
それでは、一人ずつ解説していきますね〜
松井章圭選手
生年月日:1963年1月15日 (2018年現在、55歳)
国籍:大韓民国
主な戦績:第17回、18回全日本大会優勝、第4回世界大会優勝
百人組手:組手時間:2時間24分、所要時間:約4時間
得意技:華麗な後ろ上段回し蹴り、上段回し蹴り
国籍:大韓民国
主な戦績:第17回、18回全日本大会優勝、第4回世界大会優勝
百人組手:組手時間:2時間24分、所要時間:約4時間
得意技:華麗な後ろ上段回し蹴り、上段回し蹴り
一口メモ:大山総裁から、30年、50年、半世紀に一人現れるか現れないかの人物と言われた選手です。現在は、極真会館館長ををされております。
私は学生時代に松井選手の本と出会い、一時期愛読書としていて、大変リスペクトしておりました。
その他、佐竹雅昭選手や緑健児選手も読みましたが、松井選手の本が一番面白かったです。
それはさておき、松井選手の凄さは、体格的には決して大きくなくて、175センチくらいです。それにもかかわらず、海外の強豪選手を得意の華麗な蹴りで倒していく様は、超カッコイイです!
私の友人で、松井選手と一緒に世界大会に出場した人がいるのですが、松井選手は合宿でも別格で、『男が惚れる男』と言っていました。
まさに、強くて、カッコ良くて、賢いんでしょうね。ですから極真会館を凄い組織にされてるんでしょう。
メディアエイト 全試合シリーズ 松井章圭〜名勝負総集編〜 |
八巻建志選手
生年月日:1964年(昭和39年)8月18日 2018年現在、53歳)
国籍:日本
主な戦績:第21回、26回全日本大会優勝、第6回世界大会優勝
百人組手:組手時間:2時間17分15秒、所要時間:3時間27分
得意技:前蹴り
国籍:日本
主な戦績:第21回、26回全日本大会優勝、第6回世界大会優勝
百人組手:組手時間:2時間17分15秒、所要時間:3時間27分
得意技:前蹴り
一口メモ:大山総裁から「マイク・タイソンと八巻が試合をしたら、タイソンは3分ももたない」と語っていたそうです。真偽のほどは、分かりませんが、それくらい強いということですよね。
187センチ、102キロという恵まれた体格からの前蹴り、下段回し蹴りであいてを圧倒する組手です。
現在は八巻空手の代表です。俳優業もやられていて、あの獲物を見つけたときの野獣のような眼は本物ですよ。
後輩の数見選手が八巻選手よりも大会の上位になり、プライドもズタズタになりながら、そこから世界大会を獲るというのは、やはり普通の選手ではないですよ。
フランシスコ・フィリォ選手
生年月日:1971年1月10日(2018年現在、47歳)
国籍:ブラジル
主な戦績:第7回世界大会優勝、第1回全世界ウェイト制空手道選手権大会 重量級優勝
百人組手:組手時間:2時間9分9秒、所要時間:3時間8分
得意技:蹴り全般でパンチも強い
国籍:ブラジル
主な戦績:第7回世界大会優勝、第1回全世界ウェイト制空手道選手権大会 重量級優勝
百人組手:組手時間:2時間9分9秒、所要時間:3時間8分
得意技:蹴り全般でパンチも強い
一口メモ:K-1に行ってからのフィリォ選手は、輝かしい戦績も無く、とても残念なのですが、極真会ではスーパーヒーローです。
蹴りもなんでも強くて、早いです!突きも強くて技ありが獲れる破壊力です。
百人組手でも普通は終了したら、病院に行って入院するパターンなのですが、フィリョ選手は、ピンピンしていて普通に食事をしたそうです。
半端ない強さですね。あの松井選手は、百人組手で意識がもうろうとして67人目で頭突きや掴んでの膝蹴りなどを行いました。
それに対して、フィリョ選手は、百人組手で問題行動も無く、負けもありません。まさにレジェンドです!
タリエル・ニコラシビリ選手
生年月日:1991年4月6日 (2018年現在、27歳)
国籍:ロシア
主な戦績:第42回全日本空手道選手権大会優勝、第10回全世界空手道選手権大会優勝
百人組手:所要時間:3時間21分
得意技:高速の突きのラッシュ
国籍:ロシア
主な戦績:第42回全日本空手道選手権大会優勝、第10回全世界空手道選手権大会優勝
百人組手:所要時間:3時間21分
得意技:高速の突きのラッシュ
一口メモ:ロシア人選手ですでが、身長が172センチしかありません。それでも突きや下段蹴りをステップワークを使いながらに右へ左へ回りながらの攻撃です。
素晴らしいです!ロシア人選手の特徴でもあるのですが突きが強くて速いんです。ディフェンスが難しくて相手に攻撃ができないですね。
恵まれた体格ではないにもかかわらず、自分の特性を生かした攻撃!ロシア人選手恐るべきです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
私が思う極真歴代の選手で強い選手の条件は、世界大会を制していることと百人組手を完遂していることです。
この条件にマッチしている選手は、松井章圭選手・八巻建志選手・フランシスコ・フィリォ選手・タリエル・ニコラシビリ選手です。
それ以外にもいるかもしれませんが、この4人は間違いなく強い選手です。一歩でも近づけるように稽古を頑張るしかないですよね。
押忍