どうもこんにちは。アラフィフ空手家です。フルコンタクト系の空手を行っております。
空手にはいろんな流派がありますが、そこから派生したものをたくさんあります。
その中でもユニークなものはグローブ空手というものがあります。グローブ空手とはなんぞや?と思っている方もおられるかもしれませんね。
空手とはそもそも素手でやるものですし、何か違和感がありますよね。
今回は、グローブ空手について、ルールとか試合(大会)とか、キックボクシングとの違いを解説していきたいと思います。
まず最初にグローブ空手の基本的なところからお話していきますね
グローブ空手とは
グローブ空手とは俗に新空手とも言います。極真系のフルコンタクト空手では、顔面を殴ることは禁止されておりますが、
グローブ空手はグローブを着用して顔面を叩くことがルール上OKとなっております。
極真系のフルコンタクト空手は、顔面殴打禁止ですから、実は実戦では弱いのでは?と今でも揶揄されております。
興味のある方はどうぞ!
極真空手って弱いって言われてますが実際のところを説明します
それを払しょくする意味でもグローブ空手の意義は大きいと私は思います。
私の知る限りグローブ空手の元祖と言えば、正道会館ですね。正道会館の1988年の大会より、再延長戦からグローブ着用による顔面ありルールを採用しました。
これにより、K-1大会へと格闘技ブームが大爆発へと流れていきました。
グローブ空手のルール
次にグローブ空手のルールですが、近年ではルールが整備されております。
グローブ空手で最大級の組織の全日本新空手道連盟ですので、ルールを確認しますと、【腰上8本ルール】というのが存在します。
これは、試合時間内に相手の帯の上への蹴りを8本以上蹴らなければいけないというルールです。
これは、普通の空手では無いルールですね。
それでは、詳細を見ていきましょう。
全日本新空手道連盟では、大きく3つのカテゴリーに分かれております。
K-2、K-3、K-4です。
K-2の場合
試合時間:2分間(延長ありです)
参加対象:高校生以上から満40歳まで打撃系格闘技の経験が中級・上級レベルの選手が対象
試合形式:「グランプリ」「トーナメント」「ワンマッチ」の種類があり、出場選手は連盟の公式グローブ、マウスピース、ファウルカップ、レガース(スネ当て)
顔面への直接打撃:パンチを含む顔面への直接打撃が認められています
蹴り技の規定:試合時間内に8本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
8本以上出さなかったとき: a.6~7本の時、減点1点 b.2~5本以下の時、減点2点 c.1本以下の時、失格
参加対象:高校生以上から満40歳まで打撃系格闘技の経験が中級・上級レベルの選手が対象
試合形式:「グランプリ」「トーナメント」「ワンマッチ」の種類があり、出場選手は連盟の公式グローブ、マウスピース、ファウルカップ、レガース(スネ当て)
顔面への直接打撃:パンチを含む顔面への直接打撃が認められています
蹴り技の規定:試合時間内に8本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
8本以上出さなかったとき: a.6~7本の時、減点1点 b.2~5本以下の時、減点2点 c.1本以下の時、失格
K-3の場合
試合時間:1分間30秒(延長ありです)
参加対象:「満15歳から満45歳まで」となっており、各年代別に中学生・高校生・一般・女子・マスターズ(満40歳以上)というクラス分けあり
試合形式:「グランプリ」「トーナメント」「ワンマッチ」の種類があり、出場選手はK-2で着用する装備に加え、ヘッドギア・胴プロテクターの着用が必要です。
顔面への直接打撃:パンチを含む顔面への直接打撃が認められています
蹴り技の規定:試合時間内に6本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
8本以上出さなかったとき: a.4~5本の時、減点1点 b.2~3本以下の時、減点2点 c.1本以下の時、失格
参加対象:「満15歳から満45歳まで」となっており、各年代別に中学生・高校生・一般・女子・マスターズ(満40歳以上)というクラス分けあり
試合形式:「グランプリ」「トーナメント」「ワンマッチ」の種類があり、出場選手はK-2で着用する装備に加え、ヘッドギア・胴プロテクターの着用が必要です。
顔面への直接打撃:パンチを含む顔面への直接打撃が認められています
蹴り技の規定:試合時間内に6本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
8本以上出さなかったとき: a.4~5本の時、減点1点 b.2~3本以下の時、減点2点 c.1本以下の時、失格
K-4の場合
試合時間:1分間30秒(延長ありです)
参加対象:小学生が対象
試合形式:「グランプリ」「トーナメント」「ワンマッチ」の種類があり、公式グローブ、ファウルカップ、レガース(スネ当て)、ヘッドギアの着用が必要
顔面への直接打撃:顔面へのパンチ・膝蹴りは禁止
蹴り技の規定:試合時間内に8本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
8本以上出さなかったとき: a.6~7本の時、減点1点 b.2~5本以下の時、減点2点 c.1本以下の時、失格
参加対象:小学生が対象
試合形式:「グランプリ」「トーナメント」「ワンマッチ」の種類があり、公式グローブ、ファウルカップ、レガース(スネ当て)、ヘッドギアの着用が必要
顔面への直接打撃:顔面へのパンチ・膝蹴りは禁止
蹴り技の規定:試合時間内に8本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
8本以上出さなかったとき: a.6~7本の時、減点1点 b.2~5本以下の時、減点2点 c.1本以下の時、失格
次にグローブ空手の試合についてお話ししますね。
グローブ空手(新空手)の大会について
全日本新空手連盟の試合についてですが、年に1回、東京で全国大会が開催されております。
地方大会になりますと、大阪・京都・東京の都市で行われておりますね。
全日本新空手連盟ですが、全国に15箇所の加盟道場ネットワークがありますので、大きな大会です。
K-2クラスでの全日本王者はプロの世界でもチャンピオンとなる選手が多数おりますのでなかなかハイレベルな戦いが予想されます。
キックボクシングとの違い
新空手とキックボクシングとの違いですが、先程のルールでもお話させて頂きましたが、【腰上8本ルール】というのがあります。
グローブ空手では、腰から上の蹴りを8本以上、打たなければ減点になります。
キックボクシングでは、【腰上げ8本ルール】はありません。
また、キックボクシングは、3分×3ラウンドです。新空手(グローブ空手)では、本戦が3分で、延長が2分です。
試合時間がキックボクシングの方が長いので、砂皆の関係もあるので、様子見というか、一気に試合を決めるのは中々ないと思います。
一方、グローブ空手は、本戦3分で決めやろうと思うのが普通ですから短期決戦型でという試合運びになりますね。
普通のフルコンタクト空手を変わらないですね。
空手と他の格闘技との違いについても詳しい情報をご紹介しています!
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まとめ
いかがだったでしょうか?まとめると以下のような内容になります。
グローブ空手:顔面への直接攻撃が認められているフルコンタクト空手です。
ルールについて:試合時間内に8本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
大会について:年1回ほど、全日本大会があり、京都・大坂・東京で地方大会がある。
キックボクシングとの違いについて:【腰上8本ルール】がグローブ空手にはあるが、キックボクシングには、無い。試合もキックボクシングの方が、3分×3ラウンドと長い。
ルールについて:試合時間内に8本以上、腰より高い蹴りを出さなければならない。
大会について:年1回ほど、全日本大会があり、京都・大坂・東京で地方大会がある。
キックボクシングとの違いについて:【腰上8本ルール】がグローブ空手にはあるが、キックボクシングには、無い。試合もキックボクシングの方が、3分×3ラウンドと長い。
グローブ空手では顔面アリですからより実践に近いルールです。楽しさ反面怖さもありますよね。
もし、ご興味のある方がおられましたら、一度、見学に行かれてはどうでしょうか。