空手の試合(組手)で勝てるようになるためには、いろいろ要因がありますね。
とくにスタミナと打たれ強さと技術は重要ですよね。
その中でも技術というのが難しくて日々稽古して上達できるように頑張っているんだと思います。
技術を上げるには、単発で、パンチを打ったり、蹴りを入れるだけでは、なかなか試合では勝てませんよね。
やはりコンビネーションを使って、攻撃のパターンを作らないと自分の思うような試合運びはできないはずです。
今回は、全日本に出場するような方ではなく、各支部の交流試合でなかなか勝つのが難しい方がどのようにしたら勝てるかという事を目標にコンビネーションの練習方法についてお話いたします。
コンビネーションの練習を始めるには、以下のような工程で進めていきます。
目次
コンビネーションの練習の仕方
仕事でもそうですが、PDCAサイクルですね。計画立てて、やってみて、確認して、また行動するという感じです。空手のコンビネーションに置き換えたら、
- コンビネーションを決める
- コンビネーションの練習をする
- スパーリングで実践する
- 確認と改善をする
最初に、まず何をするかと言えば、
コンビネーションを決める
上級者の方は、すでに自分の組手スタイルを確立されていると思いますが、交流しないなどで勝ったことが無い、または優勝したことが無い方は、コンビネーションがほとんどないまま、組手をされていると思います。
ですから、まずコンビネーションを決めましょう。
オーソドックスなのは、
ジャブ、ストレート、下段回し蹴り
ポイント:ワンツーで相手の体勢を崩します。そして、下段回し蹴りを炸裂させます。
当てる場所:ワンツーでは、相手の胸の中心です。下段回し蹴りは、相手の太ももを狙います。
当てる場所:ワンツーでは、相手の胸の中心です。下段回し蹴りは、相手の太ももを狙います。
それでは、新極真会の山田師範の動画が分かりやすいので見てみてください。
そんな、難しいコンビネーションでは無くて、オーソドックスなものでOKです。
実際の試合ではなかなか決まりませんから。
前蹴り蹴り、ワンツースリー
ポイント:前蹴りで相手の体勢を崩します。そして、ワンツースリーを打ちます。
当てる場所:前蹴りでは、相手の胸、ワンツースリーでも、相手の胸の中心です。
当てる場所:前蹴りでは、相手の胸、ワンツースリーでも、相手の胸の中心です。
最初試合が始まってからの、入り方が大事ですが、自分の制空圏(自分の攻撃のできるエリア)に入らせない時にも、前蹴りは有効ですし、仕掛けるときにも、パンチで入るより、前蹴りの方が仕掛けやすいです。
ジャブ、ジャブ、膝蹴り、ストレート
私の場合ですが、ジャブを2回出して、ジャブを出した逆側の足で膝蹴りです。これは、逆の足の方が、ディフェンスが浅いので膝蹴りが入りやすいからです。それで、膝蹴りが終わったと同時くらいにまた、突き(ストレート)です。このストレートは、膝蹴りを同じ方向のストレートですが、膝蹴りで油断している所へのストレートなので、有効打に確立が上がります。
参考例を3つ並べましたが、自分に合うコンビネーションを最低一つは持ちましょう。上段蹴りが得意ならそれでも良いですし、まずは自分の得意なパターンを考えてみてくださいね。
コンビネーションの練習をする
コンビネーションの練習ですが、以下の工程で進めていきましょう。- シャドーでやってみる
- サンドバックで練習をしてみる
- ミットで練習をしてみる
- イキアゲでコンビネーションを取り入れてみる
シャドーでやってみる
シャドーですが、自宅でもできますし、道場の自主練でもできますよね。ここで、目の前に相手がいると思ってコンビネーションを取り入れて練習してみてください。⇒イメージしていた事と実際の動きのアンマッチがあったりして、しっくりこないことがあるかもしれません。そんな時は、改良してみましょう。
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サンドバックで練習をしてみる
サンドバックでは、シャドーでの動きを踏まえて、練習してみてください。実際に打撃してみるので、シャドーとは違った動きになります。改善点が見つかるはずですね。ミットで練習をしてみる
ミットを持ってもらって実際に打撃しながら、コンビネーションを練習してみてください。ミットを持ってもらう方はできれば、先輩の方に持ってもらい、アドバイスをしてもらうのがベストです。ここまでは、かなり完成度が高くなっているはずですね。とはいえ、試合でできるかどうかは、まだ分かりません。ここでもアドバイスを受けながら、改善点があれば直していってください。
イキアゲでコンビネーションを取り入れてみる
おさらいをしますと、イキアゲというのは、ビックミットを相手にもってもらい、2分×3ラウンドを攻撃するという練習です。この中でコンビネーションを取り入れてみましょう。可能な限り、やってみてください。かなり疲れた中でのコンビネーションは、さらに改善点が生まれるハズなので、そこを改良していきましょう。
そこまで、やれば、かなり良い感じになっていると推測します。もうひと踏ん張りです。技にさらに磨きをかける気持ちで取り組んで頂ければ良い結果がついてくるはずですね。
スパーリングで実践する
それでは、メインイベントのスパーリングです。
ここで、初めて対人稽古でのコンビネーションです。
なかなか上手くはできないかもしれませんが、実践の試合に一番近い状態での練習になりますので、コンビネーションをどんどんやってみてください。
指導員の先生もいらっしゃるので、アドバイスがもらえるので、ここで頑張って、今までのコンビネーション練習の成果を見せつけましょう。
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確認と改善をする
スパーリングが済みました。
どうでしたでしょうか?なかなか難しいですね。
でも改善点さえ直していけば、使えそうな雰囲気がありますよね。
これって、仕事と同じですね。まさに、トライ&エラーを繰り返す作業ですね。
空手の組手が強い方は、この改善点というか課題を出して、それを取り除く作業が上手い方ですね。私たちでもレベルは違いますができそうですよね。
この継続した積み重ねが、組手での勝利に繋がると私は確信しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか?組手で勝利するには、コンビネーションの技を習得するのが早道です。そのためには、自分に合った技(コンビネーション)を習得した方が良いです。
私も先生にもっと技(コンビネーション)を持って臨みなさいと言われております。
道場には先輩方や先生もおられるので、アドバイスを聞きながら、稽古していけば、勝てるようになると確信しております。
一緒に頑張って行きましょう!
押忍!