フルコンタクト空手

フルコンタクト女子入門(大人編)の5つのポイントを公開

更新日:

今回は、指導員の方にお話を伺ったので、女子の方で空手に興味のある方の参考になれば幸いです。


自分は2歳でフルコンタクト空手に入門し、かれこれ20年以上稽古中の空手(女子)です。

師範に指導員の許しを頂けるようになってからは、新たに空手の道を志す女性の初心者クラスで指導しています。

そんな空手ですが、2020年のオリンピック種目に追加されたりと、年々賑わいを見せてきていますよね。

昔は女性でフルコンタクト空手をする人も少なかったですが、今は大半の道場に女子部があるほどの空手女子の人口も増えつつありますから。

凛としていて涼しく、自然な強さを持っている女性。

そんな内面の美しさを磨きたい大人の女性にこそ、改めて空手の良さを知っていただきたい!

そんな思いから、今回は女子フルコンタクト空手に入門したい方向けに、入門ガイドと銘打って入門までの流れをご紹介していきますね。

ひとえにフルコンタクト空手と言っても、道場や流派によってこだわりや雰囲気が違ったりするので、是非この入門ガイドを参考に皆さんに合った道場を探してみてください。


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空手女子入門のための5つのポイント


  1. 目的を明確にする

  2. 目的にあった道場を探す

  3. 実際に体験入門してみる

  4. いざ入門!

  5. 目標を立てる




それでは、詳細をお話ししますね。

1.目的を明確にする


やる!と決めて即道場体験に行くのも勢いがあり良いことですが、入門するからには目的をしっかりと定めたほうがモチベーションの維持にも繋がります。

また、この目的がしっかりしているだけで、後の道場選びがより具体的なものになりますよ。

「凛とした人になりたい」「会社の上司に負けないくらい強くなりたい」等、なんでも良いのであなたなりの目的を持つことが大切です。

実は、空手家は硬派で真面目!というイメージが先行し、ダイエットや健康の為といった目的ではカジュアルすぎて入門できないのではないか、という女性のお声を多く聞くのですが、全然問題ありません!

実際に入門してくる女性の多くが社会人になってからの運動不足解消やストレス解消を目的としています。


これまで担当した入門者さんのうち、「マッチョでカッコいい空手マンと出会いたいから入門した」というツワモノもいらっしゃいました(笑)

空手そのものが好きな自分にとっては一瞬で目から鱗が落ち、それは空手を利用しようとしているのではないか?と脳裏に浮かんでしまいましたが、一呼吸置いて考えてみると、その方の目的もアリですよね。

空手そのものに夢を見出す人もいれば、空手を夢に近づくための手段として活用する人がいても良いと思ったからです。

自分自身の人生にとっての幸せが痩せて自信をつけること、という入門者さん、カッコいい空手家と出会う事が幸せの入門者さん、それぞれ自分の人生にとっての幸せと向き合った結果出てきた目的ですから。

そのどちらも真剣な思いに違いありません。

フルコンタクト空手では仲間と体をぶつけ合い、お互いを高め合っていくかたわら、常に己の精神と向き合うことになります。

一回の稽古の中でさえ、しんどい、やめたいけれども、粘ってやりきるという葛藤に苛まれますし、スパーリング(練習の組手)最中にたとえ痛くてもそれをアピールしない精神性を培う場が日々の稽古です。

あなたはそういった弱い自分とこの先向き合うことになりますし、その時、ここで決めた目的が自分自身を支えてくれるはずですよ。

ちなみに、先ほどの「恋愛を掴み取りたい!」と入門した方は、紆余曲折を経た結果、素敵な空手マンを落とすにはそれに見合った素敵なハートが大事だったということで、今は男性ではなく空手そのものの魅力に惹かれて稽古に熱中されています(笑)


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2.目的にあった道場を探す


目的が定まったら、それに見合った道場を探してみましょう。

※予算例はあくまで一例となりますので、参考程度にご覧くださいね。

本格的に空手をしてみたい!強くなりたい方向け!

予算例: 約40,000円 ※大手流派等、比較的高額な道場の場合
内訳: 入会費(年会費)約1万円、月謝約1万円、道着代1万円強、サポーター代1万円弱
備考: スポーツ保険や季節によっては冷暖房費が別途かかる場合有。

また、道場によっては入会金無料サービスなどを行なっている場合有。

大手と言われる流派(極真系など)は錬成大会など、地区レベルでの大会行事が充実しているため、実力をつけやすいと思います。加えて、組織全体の規模が大きいため初心者の受け入れ態勢も磐石です。


組手、型に関わらず本格的(長期的)に空手したいという場合は全国大会や世界大会などの出場経験のある師範や指導員のいる道場や、選手クラスが存在する道場がおすすめですね。

選手クラスとは、一定基準を満たした道場生を集中的に育成するクラスのことで、強い選手と切磋琢磨しあえるだけではなく、より専門的・科学的なアドバイスを得ることができるのが魅力です。

入門早々に所属することは過去に実績のある経験者ではない限り難しいでしょう。

ですが、実際の試合経験などを積んだ後に参加を許されることになるため、そう言った環境がある道場を最初から選んでおいた方がご自身の夢を実現するに当たって後々有利になります。

空手を日常に軽く取り入れたい方向け

予算例: 約2万円 ※スポーツクラブの空手スクールに通う場合
内訳: 月謝約7,000円、道着代1万円強
備考: スポーツクラブの入会金など別途かかる場合有。
服装が自由で道着代がかからないところもある。

ダイエットやエクササイズ目的で空手を取り入れたい方は、流派や各道場にもよりますが、女性クラスや健康クラスといったライトな稽古ができるクラスがある道場を探してみましょう。

柔軟などのゆったりとした動きを主体とした稽古メニューが用意されているクラスであれば、周りの足を引っ張ってしまうなどの心配もなく、ご自身のペースで上達することが出来ますよ。

また、会員も一般道場に比べて女性比率が高いところが多いため、女性の仲間が作りやすいと思いますね。

女性同士で励まし合いながら、気軽に無理なく通いたい人には良いでしょう。

ちなみに、スポーツクラブなどで参加型の稽古をやっているところもあったりします。

よりカジュアルなスタイルなので始めやすく、スポーツクラブの会員価格で稽古できたり、道着を購入しなくて良いところなどもあるため、意外とオススメですよ。

まずはお試し感覚で空手を始めてみたい

空手に興味があるけれど、そもそも自分にできるかどうか不安な方や、あまりお金をかけずに空手を始めてみたい方は、年会費のかからない道場や、道着購入が必須ではない道場を探してみましょう。

もしくは、1、2回の無料体験でも判断がつくようであれば、複数の流派の道場の体験に行ってみるのもアリですよ。

都道府県や地域にもよりますが、たまに児童会館などの施設利用料だけで稽古をしている道場などもあったりしますから。

意外と地方自治体のサークル欄に空手情報が掲載されていたりするので、そういった媒体を調べてみるのも良いかもしれませんね。


ちなみに上記は一般会員の平均月謝を参考としていますが、女性は平均1,000〜2,000前後もお月謝が安くなる道場もありますので、その辺も忘れずに調べておきましょう!

  

3.実際に体験入門してみる


興味のある流派や道場が決まったら、いよいよ実際に足を踏み入れてみましょう!

大抵の道場が無料の入門体験を実施しているので、直接連絡をして体験の予約を行います。

その際、体験時に準備が必要なものをあらかじめ聞いておきましょう。

ちなみに、自分の通っている道場では以下3点のみ持ってきていただいています。
  • 動きやすい服装
  • タオル
  • 水分補給用の飲料

  • もしも気に入って即入会!という場合は、追加で身分証明書や印鑑、銀行の通帳なども求められますが、大抵後日郵送なり持参なりできるので、あまり気にしなくても大丈夫です。

    1回の体験で空手の極意を学ぶことはできませんが、その道場の指導員の教え方であったり、道場生と向き合う姿勢を学びとることは可能です。

    あまり認めたくない話ではありますが、中には高圧的で、道場生を見下したり、分かるように伝える努力を怠っている指導員がいる道場もありますから。

    個人的には素敵な指導員の方はしっかりとこちらの目を見て語りかけてくれる印象がありますね。

    初心者の目線に立って考え、目的を達成できるような具体的な提案をしてくれたり、自主性を伸ばしてくれるような指導をしてくれる道場は総じてサポートも手厚いです。

    まずは入門体験の段階で、ご自身の目的を共有し、指導員がそれをサポートしてくれる人かどうか確認してみてくださいね。

    そして、初対面の自分だけではなく、周りの常日頃から接しているであろう道場生にも同様の対応が見られるかをしっかりチェックしておきましょう。

    体験と言えども、これからあなたが長く身を置ける道場かどうかを判断する貴重な時間なので、じっくり周りも見回して見てくださいね!



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    4.いざ入門!



    晴れて入門したものの、礼儀や作法がわからないといった方に向けて、初心者向けの心構えを箇条書きで書いていきます!

    武道は年齢を問わず礼儀作法が求められますので、入門後に肩身の狭い思いをしないよう、あらかじめ知っておくと良いポイントをまとめてみましたので、よろしければご参考にしてみてください。

    道場に足を踏み入れる際、挨拶と礼はしっかりと行うこと

    礼に始まり礼に終わるのが武道であり、道場は空手家にとって修練を積む大切な場所です。

    初めのうちは緊張すると思いますが、挨拶と礼だけはしっかり頑張りましょう!

    見学シーンでは、正座して臨むこと

    初心者がついていけない稽古などは、後ろで見学させられる場合があります。

    そういった場面では正座で待機が基本なので、あらかじめ覚えておきましょう。

    もちろん指導員から許可が降りたら足を崩してOKです!

    年齢に関わらず、先に入門した方は先輩です

    空手の世界では自分より年下であっても、入門が早ければ年齢に関係なく先輩になります。

    だからといって、自分の方が空手歴が長いからと目上の人に横柄な態度をとって良いわけでは当然ありません。

    年齢に関わらず、人として常に謙虚な気持ちを忘れない姿勢が大切です。

    私の道着、硬すぎない?安心してください!

    世界チャンピオンだって、高名な師範だって、初めて受け取る道着はみんな硬いんです!

    あなたの空手歴と共に柔らかくなっていくので安心してくださいね。

    また、道着はアイロンがけ不要ですが、くしゃくしゃだとやはり見栄えが悪いです。

    洗濯時にパンパンとシワを伸ばすだけでかなり改善されるので、試してみてください。

    自分の道具一式に名前を書いておきましょう

    道場によっては道着に名入れ刺繍をしてくれるところもありますが、無地の場合は、先輩に習って帯、道着やサポーターに名前を書いておきましょう。

    自分で道着やサポーターが着用できるようになっておきましょう

    稽古中は頻繁に道着の着崩れが起こります。

    稽古の合間合間で着付けの時間が設けられていますが、数十秒〜数分しかありません。

    入門したての方は高確率で帯が結べなくてパニックになるので、道着を持ち帰ったらまず家で着脱の練習をしておきましょう。

    また、組手などで道着がはだける事も多いので、道着の下にはTシャツなどを着ておいてくださいね。

      

    道着は着ていく?道場で着替える?サポーターをつけるタイミングは?

    個々の道場のスタイルにもよりますが、道場の外では道着を着てはいけないという決まりは特にありません。

    お車をお持ちの時間のない主婦の方などは、自宅で道着を来てから直接道場にいらっしゃっていますし、お仕事をされている方の場合は私服で道場に来て、更衣室で着替えてから稽古に臨まれることが多いです。

    因みにですが、車で親に送り迎えをしてもらっている少年部は大半が道着で道場にいらっしゃいます(交通機関を利用する子は私服で道場に来てから着替えています)し、稽古後は体が汗で濡れるからか、着替えて帰る子もいらっしゃいますね。

    サポーターの着脱はスパーリング(練習の組手)が行われる前後にそれぞれ5分ほど着脱時間が設けられていますので、そのタイミングで着脱します。

    装着時はあまり時間がかかりませんが、脱ぐときは足のサポーターが汗でひっつき脱ぎづらくなってるんですよね。

    かかとを先に外して、つま先から一気に引き抜くとすぐに脱げるので、覚えておくと便利です♪


    アザができることがあります!

    基本的に稽古中にガチンコで組手をして怪我…と言ったことは稀です。

    ですが、やはり自分の体を駆使するため、捻挫したり、打撲したりしてしまうことはありますよ。

    女性ということで、ある程度配慮はなされますが、サポーターが付いていない太ももなどに蹴りが入ると一時的にアザができることもあります。

    フルコンタクトという性質上、完全無傷とはいかないので、その点はあらかじめ心しておきましょう。

    仕事上手先の怪我が厳禁という方は、その旨をあらかじめ道場側、そして練習相手に伝え、できる範囲での稽古内容に変更してもらいましょう。

    更衣室は早めに着替えること

    各道場によって違いますが、更衣室が男女別々である道場、更衣室が1つしかない道場などさまざまです。

    男性の方は道場内で着替える場合が多いですから、別に関係ないのですが、男性でも更衣室で着替える方もおられます。

    ですから、更衣室が1つしかない場合は、だいたい女性の方の方が早めに着替えますので、ダラダラ時間をかけないで、早めに着替えることになる場合が多いです。

    首都圏の大きい道場は、更衣室も男女別で完備されているのでしょうが、地域によってはそうでない場合もありますので、是非確認をしてみてくださいね。

    返事は大きく、押忍!

    アドバイスしてもらったり、声がかかった場合は「オス!」とお腹に力を入れて返事しましょう!

    慣れてくると、大抵のことが「押忍」の抑揚で返せるようになります(笑)

    例) 押忍! オース 押忍押忍オース! お…す↓ 押忍!? 等


    ざっとこんな感じでしょうか。

    最初は基本動作や立ち方、構えなど覚えることがたくさんありますが、全部完璧に出来るようになるまで数年かかることも珍しくありませんので、あまり落胆せずに、ゆっくりで良いので正確に覚えていきましょう。

    本来、それぞれの動作や立ち方には全て意味があり、相手からの攻撃を想定して考えられているため、活用シーンに対する理解があるだけでグンと覚えやすくなるのですが、大人数の稽古ではそこまで一人に時間を割くことができないため、原潜的な理解については稽古後や合間の時間などに先生や先輩方に相談してみましょう。

    基本稽古は号令に沿って左右交互に同じ動きを繰り返します。

    自分がキョロキョロしているうちにどんどん号令が進むため、動きをそのまま真似しようとしてしまうと、情報量が多すぎて混乱しがちです。

      


    まず稽古のスピードに付いていく、という観点でオススメの練習法は、最初と最後の形を覚え、号令に合わせて動けるようになってから、ツナギの動作を分割して練習する方法です。

    右手の形だけ掴んだら、左手の形を掴む、など動作を分割して捉え、それぞれが体に馴染んだら同時進行で行ってみると良いかもしれません。

    足を使った移動稽古であれば、まずは足の動きを覚えてから、手の動きを覚え、慣れたら同時進行で行ってみる、といった具合です。

    また、自分の動作を鏡の前で見直すことで、構えの高さや引き手(構えを支える手)の位置が狂っていないか確認することができます。

    どのスポーツにも言えることですが、構え(フォーム)は極めて重要になって来ますので、しっかり先生、先輩方を見て勉強してみましょう!







    5.目標を立てる


    入門後、ある程度稽古にも慣れてきたら、より具体的な目標を設定してみましょう。

    その際、漠然とした長期目標だけではなく、短期目標も一緒に設定することで、より実践的な実行力が養われます。

    私の場合で恐縮ですが、入門後黒帯を取得するまでの目標は下記の通りでした。

    長期目標
    11年後までに黒帯を取得する

    短期目標
    1年に1度は昇級する
    (半年に1回昇級審査があったため、2回に1回は審査を受ける)

    試合や大会が3ヶ月に1回程度あった頃は、そこでも成果を出したかったので、この他に月間目標、週間目標をそれぞれ策定していました。

    月間目標
    毎月20時間稽古に参加する(審査基準を満たすため)
    柔軟体操を毎日15分実施する(思い通りに足を動かせるようにするため)
    リーチが自分より長い相手への対策を練習する(試合に勝つため)

    週間目標
    1週目: 左右の回り込みを意識する
    →組手中、相手がどちらの足で蹴るか判断し、4回に1回はかわして回り込めるようにする

    2週目: 左右の回り込み判断を強化する
    →組手中、相手がどちらの足で蹴るか判断し、2回に1回はかわして回り込めるようにする

    3週目: 組手で内回し蹴りを至近距離で出す
    →1回の組手で最低1回チャレンジして、できれば1日4回は蹴るタイミングを合わせたい

    4週目: 回り込んだタイミングで内回し蹴りを出す
    →相手の足が上がったら回り込んで内回しを出して、1日1回はカウンターを決める


    目標を立てても思い通りに行かないことも多々ありましたが、ビフォーアフターが自分でもはっきりわかるため、反省する時もより具体的に物事を考えられるようになりました。

    とりわけ社会人になって気づいたのが、空手で培った「振り返る習慣」が自分の生活や仕事の中身を向上する要因になっていたということです。

    例えば、自分がケアレスミスをしてしまった時に、漠然と「意識が足りなかったから気をつけよう」と考えるのではなく、「●●を計算するときに、ここの資料のデータを見落としがちなので、チェックリストを作っておこう」だとか、「そもそもデータの参照先がたくさんあって見落としに繋がったので、全部一元管理してしまおう」といった風に考えるようになっていました。

    ケアレスミスした原因をまとめたり、分析したりする、という振り返り習慣が再発防止策をより具体的にしてくれるようになっていたのです。

    そして、それ以上にメンタル面で空手に受けた恩恵は大きかったと感じています。

    仕事のプレゼンや、日常において何かしらの決断をするとき、「自分はこれだけやったからきっと大丈夫!」という経験がないと自信が湧いてこないことに気が付いたからです。

    私にとってそれが空手の稽古でした。

    社会人ともなると、仕事や人間関係でメンタルに負荷がかかる事は日常茶飯事ですよね。

    子供の時のようにガチンコで相手と喧嘩してスッキリ!という解消方法もなかなか出来ませんから、ちょっとやそっとでは動じないような自分を鍛えることがそういったストレスから距離をおくための方法なのかなとも思います。

    少し話がそれてしまいましたが、目標は必ずしも黒帯である必要はありません、週に2回稽古に必ず通うこと、スクワットを50回できるようになること、これら全て大切な目標です。

    是非皆さんも、あなた自身の目標を探してみてくださいね!








    まとめ


    いかがでしたでしょうか。

    少しメンタルよりの記事になってしまいましたが、自分自身で空手をしていてよかったことを振り返ってみると、やはり実直に毎日の稽古を積んだ経験が不安に向き合う自信につながっているので、稽古を続けてきたことが一番大きかったと感じています。

    また、武道に身を置くことで、礼儀正しくあろう、子供達の前でも恥じない大人であろうという自負が生まれた気もします。

    大人顔負けにしっかりしている少年部の子達の前で、だらけたり、自分に負ける大人になってはいけない!と意識を改める場面も多いです。

    そして、個人的には空手をしている人で、最初から強い人の方が少ないハズ。

    今日世界大会などで活躍する選手でさえ、いじめられっこの弱い自分を変えたくて門を叩いたと言いますし、空手をしている人には弱さや辛さを知っている人が沢山います。

    そういった経験をしてきた人が多いからか、強いから態度もでかいのではなくて、強い選手だからこそ、実るほど頭を垂れる稲穂のように他者への敬意を忘れないのではないでしょうか。





    お恥ずかしい話、私も未だに稽古中、自分に負けそうになることがありますから。

    そんな時は入門した時の真っ直ぐな自分を味方につけるようにしています。

    大人になると、火をつけるのも、消すのも自己責任になるので、ついつい色々なことを自然消滅させがちですが、やはり何か一つでも信念を持って続けるだけで自分に自信が持てるようになるのではないでしょうか。

    空手を愛する者として、その「何か」が将来のあなたにとっての空手になればいいなと思い、記事にしたためさせていただきました。

    少しでも参考になれば幸いです。


    押忍!

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