先日、新極真会主催のフルコンタクト空手の錬成大会に出場しました。
ですが、結果は惨敗です。
勝てると思っていたのですが、甘かったですね。
言い訳になるかもしれませんが勝ってばかりでは、成長ないですし、スッテプアップも自分では行動起こしにくいですよね。
今回は、壮年部の試合で負けた後、次になにをすべきかを考えましたので、解説していきますね。
目次
空手の試合で負けて再出発するときの方法
- 負けて悔しいと思うのか
- ケガはないか確認すること
- 試合運びを考え直す
- 打たせずに打つを考える
- カウンターを的確に
- スタミナをつける
- 指導員の先生や先輩のアドバイスを聞く
それでは、始めますね。
1.負けて悔しいと思うのか
自分がどれだけ試合前までに追い込んだかによって変わると思うのですが、そんなに練習してない人だったら、まあしょうがないかなと思うかもしれません。
でも、週2回の稽古にも休まず参加し、さらに残って自主練をこなし、稽古日でない日は、家で筋トレして筋肉増量に勤めてきました。
それで負けるんですから、もう自分に腹が立ってしょうがないです。
悔しいしかないですよね。
負けて悔しくない方はこれまで通りの練習をして頂ければと思います。
負けて悔しいと思われる方は、次のステップに進んで行ってください。
我々は、空手と言う武道をやっているのですから、真剣勝負ですよね。
やるかやられるかですし、相手の動きに応じた技を身につけ、攻撃やディフェンスをしなければらないですから、喧嘩の延長みたいに、ただ打ち合って、体力勝負では、武道本来の道からすれば、意味が無いんだと思う訳です。
2.ケガはないか確認すること
我々シニアは、家族もいる方も多いでしょうし、お子さんもいるかもしれません。
また、仕事も持っている方がほとんどなハズですよね。
守るものが多いんです。
ですから、まずはケガの具合がどうか確認しましょう。
試合後は気が張っているんで、それほどでもないんですが、翌日、二日後から痛みがきたりするんですよね。
特に、ローキックを蹴られた外側の太ももや胸パンチを突かれた、胸筋付近などです。
ケガで痛みがひどいと、再出発なんてできないですからね。
痛みがひいてから、再出発していきましょう!
3.試合運びを考え直す
フルコンの壮年部の試合ですが、だいたい、1分30秒か若しくは2分です。
1分30秒なら90秒ですので区切って考えますね。
今まででしたら、単純に1分間は打ち合いをして、最後30秒でラッシュをかける作戦をしていましたが、これでは、自分の場合ですが勝てないことに気づきました。
昔はそれでもそこそこ勝てないのですが、ゴリマッチョの壮年部の選手も時々います。
ゴリマッチョ選手は、筋肉ムキムキなので、力任せの打ち合いでスタミナも豊富です。
最後は、手数の勝るゴリマッチョ選手の勝ちになってしまうんですよ。
ですから、勝てる試合運びを考えないとダメですよね。
そこでですが、単純に打ち合うだけなら、負けてしますので、90秒を3分割に割って3つのステージと考えます。
1.開始から30秒まで
相手の力量を見極める時間です。
難しいですが自分の得意な距離を保ちつつ、相手の攻撃を見極めます。
ここで大事なのは、必ず相手が攻撃出したら、カウンターを出すということですね。
カウンターを出して相手の攻撃と五分五分になっていないと、効いていなくても自分が劣勢と審判団に思われてしまう可能性があるからです。
ですから、必ず互角に打ち合っているようにしていきましょう!
2.31秒から60秒まで
次に中盤ですが、相手の攻撃を交わしつつ、自分のペースに引き込むように攻撃をしていきましょう。
ここで、互角以上の手数を出していないと厳しいですから、相手より少しで良いので打ち合って手数を出していってください。
そうしないと試合プランが成立しなくなりますので、ここは気合ですね。
3.61秒から90秒まで
もう、ここは、ラッシュです。
パンチと蹴りを織り交ぜて、とにかく前へ出ながら時には、左右に振りながら連打しかありません。
延長のことなど考えていたら、ダメですからとにかく出し切るように心がけましょう。
4.打たせずに打つを考える
先程もお話させて頂いた通り、壮年部(シニア)の試合では、手数が多く、スタミナ切れしない方が有利です。
ですから、ディフェンスしないでただの打ち合いになるパターンが多いです。
打たせずに打つ!これができれば苦労しないですよね。
基本的には、相手の攻撃をブロックや受け流しで交わして、相手に攻撃を加えていくことです。
簡単ではないですし、すぐにできるようになれませんが、意識として持つことが大事ですよね。
この打たせずに打つというのをテーマとしてやられているのが、新極真会の島本雄二選手です。
以前、スパーリングをしていた時に、指導員の先生に注意されたことがありまして、『あまりにももらい過ぎです!』
これは、自分の攻撃だけを優先して、相手の攻撃に対してディフェンスをしないから攻撃をもらい過ぎると言われたんです。
ココが改善できないと試合でももらい過ぎますよね。
実際、相手の攻撃が見えていなくて、ナント飛び膝蹴りを喰らってしまったんです。
生まれて初めてですよ。場所も良くて、みぞおちの上の部分で壇中と言う箇所ですが、これで一瞬動きが止まってしまい、『膝蹴り効いてるよ!』相手のセコンドから聞こえて北を今でも覚えています。
私の失敗ですが、相手をきちんとよく見ておけば、防げたかもしれません。(タラレバの言い訳になってしまいすみません)
ですから、今回、指導員のあの時の言葉が良く身に染みています。
相手の攻撃をもらわないように意識して、日頃から肩タッチなどして、体で交わすように訓練が必要ですね。
5.カウンターを的確に
打たせずに打つが理想ですが、我々シニアは、意識はしても、なかなか若手のような動きはできないもの。
ですから、せめて最悪の場合、打たれても、カウンターは返すようにしましょう。
カウンターを返せば、五分五分ですからね。
相手と比べて力量にとてつもないくらい差があり、自分の方が強いと感じる場合ってほとんどないですよね。
理想は一撃必殺で、一本勝ちですが、相手との力量差がある場合のみ考えて、そうでない場合は、勝つためにどうするかと考える必要があります。
ですから、必ずカウンターは返すようにして、五分五分にしないと印象が悪くなり勝てないですね。
6.スタミナをつける
このスタミナをつけることはとても大事です。
スタミナがないと、壮年部(シニア)の試合では勝てません。
最後まで攻撃して手数が上回るようにならなければ、敗北する確率が上がります。
ですから、スタミナをつけるようにしましょう。
スタミナをつけるのは、各道場の指導員の先生に訊くのが良いと思いますが、私の場合は、道場稽古終わりのイキアゲをやっております。
昔は、試合時間の1.5分と延長時間を想定した1分の2セットを行っていました。
ですが、どうやら2分×2の方がスタミナが付きそうですので、老体に鞭打って、2分の2セットを行います。
7.指導員の先生や先輩のアドバイスを聞く
自分の負けた試合は必ず動画で撮っておいて、後日でも当日でも、指導員の先生にアドバイスをもらいましょう!
動画を確認してもらい、分析して頂き、明日への改善策への対策を考えてみてください。
必ず先生も、先輩もアドバイスをしてくれるはずですので、真摯に受け止め、ステップアップしてください。
私の今回の敗因ですが、今まで効かない攻撃も今回は聞いてしまった部分がありました。
これは、重量過多の為、体重を10キロ単位で絞ったんです。
それにより、今までまとっていた脂肪が無くなり、効かない攻撃も効かされた部分があるということなんですよ。
単純にじゃあ、体重を元に戻せでは無くて、せっかく絞って、動きが以前よりも動きやすくなったので、攻撃を交わすせるように工夫しないといけないです。
フルコン空手でトップ選手は、ゴリゴリのマッチョではないですよね。
マッチョの上に薄い脂肪がコーティングされているような感じです。
あくまで理想ですが、我々は、トップ選手では無くて、シニア選手ですから、そこまでしなくても良いですが、筋肉増強は必要不可欠ですね。
あくまで私の場合ですので、各々の道場の先生に分析して頂き、アドバイスを聞いてみてください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
以下の7つを確認して、是非、再出発してください。
- 負けて悔しいと思うのか
- ケガはないか確認すること
- 試合運びを考え直す
- 打たせずに打つを考える
- カウンターを的確に
- スタミナをつける
- 指導員の先生や先輩のアドバイスを聞く
我々シニアは、仕事では燃えることもあるでしょうが、若い時ほど無いかもしれません。
そのかわり、このフルコンタクト空手では大いに情熱をもって、こんな熱い思いをさせてくれる空手は控えめにっても最高です!
これからも、気分は20代で頑張っていきましょう!
押忍