今回も楽しみにしておりました。
炎の体育会TVです!
今回は、長嶋一茂選手が関東大会で、50歳以上80㎏級の部で優勝されて、世界大会に出場されたところを放映されたので、一部始終を解説しますね。
前回の関東大会の時にについては、記事がありますから興味のある方はどうぞ!
長嶋一茂さんが空手大会で優勝?どんな流派で強いのか徹底解説
敢えて長嶋選手といいますけど、強いですし、カッコいいですよ。
最初に今回の空手世界大会はどの流派の大会なのかということをお話していきますね。
長嶋一茂さんが優勝した空手流派と試合概要について
- 極真会館(松井派)について
- 長嶋一茂選手が出場した試合ルールとは
- どんな階級の試合だったのか
それでは、詳細を説明していきますね。
極真会館(松井派)について
極真会館と言えば、極真カラテですよね。
フルコンタクト空手(どつき合いの空手)の生みの親の流派と言って間違いありません!
大山倍達総裁が、創立した空手団体のひとつで、直接打撃制の空手です。
大まかに言いますと、顔面を殴ることは禁止ですが、素手で相手を殴ったり、蹴ったりする空手です。
もちろんですが、金的攻撃は反則ですよ!
ですから、攻撃される方は、超痛いですよ。
相手にいかに攻撃されないように攻撃するかが極真空手の真骨頂です。
よく、極真空手を揶揄されるときに、『腹叩き合い空手』とか『我慢比べ空手』とか言われますが、やったこと無い人に居られても・・・というのが率直な感想です。
当然ですが、心技体がそろっていないと勝てない空手ですから。
その中でも極真会館(松井派)は、フルコンタクト空手の雄として、会員数が日本のみならず世界的に最大級の規模の流派。
その他の空手の流派についての記事がありますので、興味のある方はどうぞ!
空手流派の一覧とその特徴!あなたのお子さんにピッタリなのは?
長嶋一茂選手が出場した試合ルールとは
試合時間:一般の試合は、2分ですが、一茂さんが出場した50歳以上 +80kg級は1分30秒
審判:主審1人と副審が4人の合計5人
反則行為:顔面殴打、金的攻撃、頭突き、投げ技など
審判:主審1人と副審が4人の合計5人
反則行為:顔面殴打、金的攻撃、頭突き、投げ技など
もっと細かくルールはあるのですが、詳細はこちらの記事を参考にしてくださいね。
極真空手の試合のルールの違いを流派別に徹底解説します
試合を見て思ったのですが、私が所属しているフルコン空手とは、違い挨拶に非常に厳しいですね。
きちんと挨拶ができないと、注意されて、もう一度挨拶し直すというのは、よくある話なのですが、それで、『注意』を受けるというのは、初めてです。
前回も挨拶で注意を受けました。
前回の挨拶の時は、最初の礼です。
今回の注意は、1試合目で相手の選手が突きの連打で長嶋選手が後ずさりをしてしまい、場外に出てしましました。
場外に出るのが、注意1!その時に主審が説明したのですが、長嶋選手が礼をしなかったので注意2です。
キビシイですね。
注意3つで減点というルールなので、危なかったですね~
フルコンタクト空手の中で極真会館(松井派)が一番礼にキビシイのかと思いますよ。
それだけ、極真会館は、挨拶指導といいあすか、礼儀を重要としているんですね。
どんな階級の試合だったのか
長嶋一茂選手が出場したのは、 2019国際壮年空手道選手権大会【組手】の50歳以上で、体重が80キロ以上の選手の試合です。
エントリーは、世界6か国で20人の出場者です。
特に気を付けないといけないのは、日本も強い選手がたくさんいるのですが、ロシアなんですよ。
ロシアは空手大国で、日本よりも空手人口が多くて、プーチン大統領も空手8段とか。
凄いですね。
さて、試合ですが説明していきますね。
1試合目
175㎝:88㎏の日本人選手です。
長嶋一茂選手は、182㎝:86㎏ですから、身長差が7㎝もありますから、有利ですね。
長嶋選手が体重が86㎏とのことですが、筋肉質なので、90㎏くらいありそうですけどね。
試合はじめ!からの相手選手のパンチの連打で後ろへ下がってしまい、場外です。(注意1)
また、その後、戻って主審の説明時に礼が無いということで、注意2です。
うーん。ジャッジが厳しいですね。
試合再開ですが、一茂選手の下段回し蹴りが結構効いている感じで、終始押している感じでした。
結局、5-0の判定で勝利です!
2試合目
175㎝:80㎏のロシア人選手です。
終始圧倒していて、下段回し蹴りと左の前蹴りが良かったですね!
結局、5-0の判定で勝利です!
3試合目
164㎝:87㎏のカザフスタン人選手です。
やっぱり、下段回し蹴りと前蹴りが良くて圧倒していました。
結局、5-0の判定で勝利です!
4試合目
172㎝:81㎏の日本人選手です。
この選手は、全日本大会を優勝経験があり、上段回し蹴りもできる選手ですね。
普通というか、壮年部で50代の選手は、上段回し蹴りをする方はいません。
幼少期から空手をやって今50代のかたは、柔軟ができて、上段が蹴れるかもしれませんが、中年から初めて上段を蹴れるということは柔軟(開脚して手がペタッと付く)できるレベルです。
なかなかいませんよ。
ですがこの選手は、上段が蹴れるのでリスペクトです!
しない内容は一茂選手の突きや蹴りに破壊力があるものの、上段回し蹴りを決められ、技ありです!
これで、勝負ありました。
一茂選手は強いのですが、残念ですが顔面ガードをしていなくて、上段ががら空きでした。
ですから、狙われたんですね。
結局、この選手に負けて、3位の銅メダルです!
素晴らしいことです!
まとめ
以下の方が優勝・準優勝・3位です。
- 優勝/森 誠司 (神奈川横浜北支部)
- 準優勝/石井喜一 (東京城西国分寺支部)
- 3位/中山大介 (東京西多摩道場)
- 3位/長嶋一茂 (東京城西世田谷東支部)
長嶋一茂選手は、相当悔しかったらしく、自分に勝って優勝した森選手にまた試合をしたいとテレビで言っておられました。
オヤジの青春ですよね。
カッコイイです!
押忍