中年空手家。なかなか良い響きですよね。
私は空手道場に通う精神年齢25歳のアラフィフのおっさんです。
昔から体がでかくて、正直不良などに絡まれたことは一切無かったです。
ただし、小学生の時に駄菓子屋からの帰り道に中学生に絡まれたことが1回だけあります。
中学生『お前、どこの中学生や?』
僕、ビビりながら『○○小学校の6年生です』
中学生『はぁ?小学生か!小学生なら用はないわ!もうええわ!』
僕『あほか!半ズボンはいて○○小学校の名札もつけとるじゃろうが。』と心の中でつぶやき、
半分、泣きそうになりながら、半分ちびりそうになりながら走って家まで帰った記憶があります。
この時、もっと自分が強くて自信があったら、しょうもない中学生にビビることなかったのに思いました。
また、中学の時に極真空手を習っていた友達は、当時は不良グループの先輩には一目置かれてました。
そんな経験があるから、空手に対する一種のリスペクトはずっと持っていました。
大学生の時に、やっと空手を習い始めたのですが、同時に彼女もでき、デートの方が忙しくて空手をやめてしまいました。
それから20数年。
子供も大きくなり手がかからなくり、自分の時間を持てるようになったので空手の稽古を復活させました。
今回は、社会人に大人気の空手がどうして人気なのか理由を徹底検証していきたいと思います。
人気の理由はたくさんありますが、考えただけでも10個はあります。以下の記載しますね。
目次
空手の魅力とは
- 運動不足の解消
- 体力の向上
- ストレス発散
- 護身力を身に着ける
- 練習後のビールがうまい!
- 忍耐力がつく
- 生活にメリハリがつく
- 利害関係のない仲間が増える
- 自分に自信がつく
- 継続することの難しさと尊さが分かる
たくさんありますね。それでは、1個ずつ説明していきますよ~
1.運動不足の解消
稽古に出れば運動不足の解消は必ずできます。
空手道場によりますが、どこの道場もだいたい1.5時間は稽古します。それが週二回はあるので運動不足は解消されますね。
だいたいですけど、フルコンタクト空手の稽古は以下のような流れで行われます。
ノンコンタクト空手とフルコンタクト空手では多少違いがあるかもしれません。
(上記の稽古内容は、フルコンタクト空手の新極真会)
準備体操
柔軟をメインにした体操です。
空手はもちろんのこと他のスポーツでもストレッチはとても大切ですね。
体が柔らかい人は、足が上まで上がるので、上段回し蹴りが可能です。
私は体が硬いので、稽古では悪戦苦闘しています。でも稽古は楽しいですよ。
基本稽古
中段突き(肩より下をイメージしてのパンチ)・上段突き(相手の顔をイメージしてのパンチ)などの突きの練習と上段受け(顔をディフェンスする技)や中段内受け(ボディをディフェンスする技)などの受けの稽古を号令に合わせて行う。
もちろん、蹴りの技も練習する。
移動稽古
移動しながらの突き(パンチ)や蹴りの練習をします。
すべての基本です。
試合で勝つためには、基本が上手くならないとダメでと指導員の先生がいつも言われてます。
型の稽古
型とは基本的な技を身につける上で大事なエッセンスが入った踊りみたいなものです。
ホントは踊りではないですが、型はキレイな方はやはり組手も強いので通じるものがあります。
型は一人組手とも言いまして、相手を想像してどのように戦うかを実践したものです。
ミット・サンドバック
これは、二人一組で一人が空手用のミットやサンドバックを持ちます。もう一人がパンチや蹴りを打ち込みます。
パンチや蹴りを2分×3ラウンドやるときもあるし、パンチのみや蹴りのみの打ち込みもあります。
非常にしんどいです。息が切れるというか息が上がるので、別名:イキアゲといいます。
スパーリング
スパーリングとは、サポーターをつけて試合形式で打ち合いをします。
100%の力を出すのではなく、50%くらいの力で相手と向き合います。
有段者や茶帯などの上級者とスパーリングをするときは手加減してくれますが、それでもレベルが違いすぎるので、メチャやられます。
私の場合
私の場合は、新極真会に所属しています。地方の道場ですが週2回は稽古に参加します。
道場の稽古は、1.5時間運動すると汗が半端なくでまくりで、稽古前に2Lの水を水筒に入れて持って行くのですが、稽古が終わるころには無くなりますね。
そのあと、残って自主練(自主的に練習)したりするともう吐きそうなります。家に帰っても食欲がわかないときもあります。
当然翌日は筋肉痛です。ですが逆に心地よかったりするんですよね。
ですから、この稽古を週に2回やれば、運動不足は間違いなく解消です!
次に体力面のお話ですね。
2.体力の向上
体力の向上についてですが、道場の稽古で基礎体力の向上のための稽古もあります。
腕立てや腹筋や背筋はもちろんのこと、スクワットやバーピーもやります。
私は40代の後半ですが空手の稽古をやる2年くらい前にスポーツジムに通っていました。
エアロビクスやヨガやステップをやりましたが、それ以上に空手の稽古は全身運動でウェイトトレーニングしていないのに、筋肉が付いてきてます。
今では腹筋・腕立て・スクワット等は50回は余裕でできますね。
3.ストレス発散
これは、稽古でものすごく汗をかきます。
運動をすると神経伝達物質「エンドルフィン」によって気分爽快になります。
それだけでもストレス発散になりますが、やはり実際にやるかやられるかの精神状態でのスパーリングは集中できて仕事のこともすっかり忘れます。
逆に仕事のことを考えながら稽古してたら、集中でいてない状態なのでボコボコにされちゃいます。
ミットをめがけてのパンチは最高に気持ちいいです!
パンチの打ち方にも技術があり、上達すればするほど、ミットに当たった音が違うのが分かりますよ。
パンチについての記事がありますので興味のある方はどうぞ!
空手の突きの練習方法は?壮年空手家の実践している3つの法則
4.護身力を身に着ける
あくまで護身力です。
私は絡まれたことがないのですが世の中物騒です。
いろんな人がいるので男であっても何があるか分かりません。
個人的に有事の時は身を守る力がないと世の中渡っていけませんよね。
自分の身は自分で守りましょう。
ちょっとした例ですが、私の空手の先輩で60代の方がおられます。
当然老けてるんですが、この方は現役空手家なので、時々ストリートファイトするそうです。自分からは行かないけど売られたらファイトだそうです。
私が目撃したのは、コンビニの前の駐車場で倒れた人に足蹴りしていました。そんな60代怖いですよね。
ケンカはいけませんよ!
空手にはたくさんの技があります。これを覚えるだけでも役に立つはずです。
興味のある方はどうぞ!
空手の蹴りの種類はどのくらい?フルコンタクトの場合を紹介
なにがあるか分からない世の中、自分と家族は守れるようにならないとね。
5.練習後のビールがうまい!
やはりこれです!稽古後帰宅してお風呂上がりのビールは最高で~す!
汗をかいた後のビールはうまいのは当たり前ですが、稽古後は自分のご褒美でもあるんで超美味いです!
特に週末の稽古終わりは、明日のことを考えなくて良いので余計でも酒が進みます。
空手をやり始める前でも酒は飲んでましたが、稽古後の酒が一番うまいと断言します!!
6.忍耐力がつく
忍耐力はつきます。
どういうことかと言いますと、こんだけ苦しい練習したんだからこの程度のことは大したことないな!と思っちゃいます。
体力的にきついことに関しては、もう耐性は相当あると思います。また打たれ強くなってるので、精神的に追い詰められても大したことないと思うようになりました。
仕事でキツイ状況でも、『腹立つわ!コイツより絶対俺の方が、強えのに!』と一種のすり替えが可能になり平常心に切り替えが可能となりました。
7.生活にメリハリがつく
空手をやり始めてからは、時間厳守をキチッと守って稽古にもいくし、生活にハリが出てきました。
スポーツジムに行っていたときには、とくに何にも感じませんでした。ジムは受け身的なのかもしれません。
空手の場合は、集中して稽古しないとボコボコにされちゃうので研ぎ澄まされた感覚が良い作用を促してメリハリある生活ができるんでしょうね。
8.利害関係のない仲間が増える
会社だけの生活だと遊びも会社関係の人間になることが多いですよね。実際私もゴルフや釣りも同好会があります。
それはそれで楽しいのですが、会社関係だとなんか少しだけ打算的になるというか計算しちゃいますよね。
でも空手の仲間は、好きな仲間だし、20代~60代まで年齢層が幅広く強くなりたい人たちの集まりです。
話題も多岐に渡るし、それこそ飲み会は体に自信のあるやつが上半身裸になって店員に白い目でみられるとか、何も考えなくてよいのでおもろいことだらけですよ。
会社と違って嫌いな仲間とは、付き合わなければ良いだけですから。
9.自分に自信がつく
キツイ稽古に耐えてきているので、少々の問題なんて気にしないと動じなくなります。
また腕っぷしについても相当なレベルになっているので自信になります。
今まで何をやっても中途半端だったと思った人生ですが、空手をやることで切り開けてくるような感覚になります。
ただし、真面目に稽古に出ないとそのような感覚にならないですよ。
マジメに稽古に出ると次のステップとして試合に出たくなります。
そうなったらパターンにハマったと考えて良いですね。
試合については興味のある方はこちらをどうぞ!
新極真の大会を壮年空手家が解説するよ!カテゴリー別に見ていこう
10.継続することの難しさと尊さが分かる
何事もそうですがひとつのことを愚直に継続するのって難しいですね。
特に空手は稽古に行くまでが、気分的にしんどいです。
なにがしんどいかと言えば、『稽古に出たら、またボコボコにされるんやろなあ。』『今日は風邪ひいてるから休もう!』とかになっちゃうんです。
それを乗り越えて継続するのは大変なことで。私はまだまだですが、黒帯をとられてる方はそれを乗り越えてきているのでリスぺクトです!
いかに、継続して稽古しないといけないかが分かります。
私が所属している新極真会の道場訓に『生涯の修行を空手の道に通じ、極真の道を全うすること』というのがあります。
生涯の修行で空手に接していく気構えでないとなかなか継続できません。
中年空手についても詳しい情報をご紹介しています!
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中年で空手を始める?30代40代で習う稽古の9つのメリットを紹介
空手の組手で勝つコツとは!中年空手家が実践中の10の方法
極真空手の型の種類と特徴。中年で始める型の覚え方は
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まとめ
いかがだったでしょうか?
私はまだ空手の道を歩き始めたばかりですが、下記の利得があることを再確認しました。
運動不足の解消・体力の向上・ストレス発散・護身力を身に着ける・練習後のビールがうまい・忍耐力がつく・生活にメリハリがつく・利害関係のない仲間が増える・自分に自信がつく・継続することの難しさと尊さが分かる
この記事を読んでるということは、空手に興味のある方か空手の初心者の方と思います。
空手の道を通じて人間形成出来たら最高ですね!
なにがあっても継続して頑張ればおのずと良い結果になるはずです。
一緒に頑張っていきましょう!